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目次
はじめに
私が任督療法を初めて知ったのは2011年11月20日、神田の三景(鍼灸道具の販売店)主催の講習会、大櫛なつき先生による「治療の中に取り入れる美容鍼」の中で紹介された時でした。大櫛先生は顔に鍼を打つ前段階として背部の皮膚刺絡や任督療法をされてました。
その後、大櫛先生が当時勤めていた日本橋の鍼灸院で先生の治療を受けた際、色々質問して教えていただき、任督療法の創始者である戸ヶ崎正雄先生の鍼灸雑誌のインタビュー記事でも勉強しました。
野口整体との関係
戸ヶ崎正雄先生は長年太極拳を続けられ、その経験から体のバランスと健康の関係について考え、その過程で野口晴哉(野口整体の創始者)の理論の中の腰椎で身体のバランスを分類する「体癖」からヒントを得たそうです。
戸ヶ崎先生の鍼灸院では患者さんへのセルフケア指導の一環として棒灸を多用し、やがて督脈と任脈の反応点に棒灸を据えると全体治療ができるのでは?と任督療法を始められました。

体癖 野口晴哉著 ちくま文庫 640円+税
L1 上下型 1、2種
L2 左右型 3、4種・・・自律神経の過敏反応
L3 捻れ型 7、8種・・・泌尿系の感受性が非常に高い
L4 開閉型 9、10種
L5 前後型 5、6種
やり方と注意点
任脈・・・・主に水分・神闕・中脘・関元
督脈・・・・胸椎部分ー無名(T2-T3)・身柱・巨闕兪
腰椎部分ー懸枢・命門・下極兪・腰陽関・上仙
上記の中で虚している(冷たい、力ない、凹んでいる)ところに棒灸をします。
注意点
①皮膚と棒灸の間は3センチは空けること(それ以下だと低温ヤケドになる、もし小児にする場合は4センチ空ける)
②実証(手足が火照っている人には使わない)
③身体の弱っている人には任脈から始める
④必ずやり初めにどんな感じか聞く。「チリチリする」などの感じの時は止めておく
道具類
用意するものは非常に少なく、費用も安く抑えられます。
棒灸
棒灸は通常のものは煙が多いので、無煙棒灸を使ってます。無煙といっても多少は煙が出ます。




無煙棒灸は着火しづらいので、ロウソク(百均で売ってます)でじっくりと炙ると着火しやすいです。終わった棒灸は棒灸消しに差し込むだけでOK。


棒灸ホルダーに印をつけて皮膚から3センチ以上離れるようにしています。火の付いた塊が落ちることはほぼ無いと思いますが、もしものために底に網が付いている棒灸ホルダーを使います。
一般的な棒灸と無煙棒灸の煙の差

火の付け易さは無煙棒灸の100倍付け易いですが、煙はこの通りで換気扇を付けっぱなしでないと使えません。

無煙棒灸はご覧の通り煙はほとんど見られません。

着火も大変ですが、こまめに灰を取り除かないと、すぐに火の勢いが弱くなります。
道具の購入先

神田にある鍼灸道具店 「三景」(一般の方も購入可能)、お値段ちょっと高め

有資格者向け通販サイト 「からだはうす」 Amazon、yahoo などよりだいぶ安い
参考文献・サイト
鍼灸ジャーナル VOL.8 May 2009 緑書房
鍼灸OSAKA Vol.35 NO.2/2019 森ノ宮医療学園出版部
神田 三景HP(「治療の中に取り入れる美容鍼」のDVDが購入できます)


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