肩痛に対する鍼灸を使ったセルフケア

右肩動作痛

このページはさくら治療院 岩城が作成しました。

さくら治療院 岩城写真

痛みの初日

先日、突然右肩が痛くなり始め、一瞬「ついに五十肩か!(まだ48だけど)」と驚きましたが、職業は鍼灸師で治療の実験をする良いチャンスなので、鍼灸を使ったセルフケアを試みました。

痛む動作と経絡テスト

判りやすいようにシールを貼りましたが、痛みの範囲はこんなピンポイントではなく、シールを中心とした半径5センチくらいの範囲で痛み、じっとしていると痛まず動かすと痛む動作痛です。痛む動作は以下

以上の動作から経絡テストによって肺・大腸経、心・小腸経、三焦経、心包経が疑われます。そこでH1・2・3・4・5・6(手の経絡全てですね)に一つずつパイオネックスを貼っては症状が変化するか確認しました。

また、経筋の考えから中手骨間などを調べたところナイフエッジのところと第4・5中手骨間に圧痛が見つかり、ナイフエッジの2点にもパイオネックスで刺激(中手骨間は面倒くさがって省略)

手のツボ合谷にせんねん灸

検査の結果、H3・5・6の井穴へのパイオネックスの刺激で変化があったので、さらにせんねん灸で一番強力なにんにくきゅう近江で刺激。

どの動作も痛みはその場では半減しました。その日の夜はいろんな動作で動かしたせいか痛みが8割程度に戻り、クライオセラピーで痛みを軽減させました。

クライオセラピーとは

鍼灸師萩原先生のブログ(現在は閉鎖)に記載されていたもので私が追試し、効果を実感した方法で急性の痛みのセルフケアとして使っています。その内容は

①必ず温かい環境で行うこと

②1度に3か所以上冷やさないこと

③丈夫なビニール袋に水と氷を入れ、患部皮膚に直接10~15分間アイシングする

④きちんとアイシング成されたかの判断はアイシング袋を取った後の皮膚の色が赤くなっていることでチェック(もしも皮膚の色が白くなっていれば冷やし過ぎ)

利点・・・・冷気による抗炎症作用がありながら同時に血行・体液循環を促進できること、鎮痛麻酔効果

短所・・・・最初の2分くらいがとても「冷たい(痛く感じる)」

入浴後クライオセラピーをしてから就寝しましたが、右肩を下にして寝ることは出来ませんでした。

2日目

この日は外出する用事があり、鍼灸を使ったセルフケアが出来ずクライオセラピーを2か所に15分ずつ患部が赤くなるのを確認して終了、やはり右肩を下にしては寝られず。

3日目

この日バタバタして何もできずに終了。結局痛みは無くなり、右肩を下にして寝ても大丈夫でした。

考察

こうしてみると「何だ、鍼灸ではなくクライオセラピーで良くなったんじゃないか」と思われるかもしれませんが、パイオネックスとせんねん灸で十分に刺激を加えた後、自分的には変化を十分感じられたので「このままでも遅かれ早かれ治るな」と考えていました。

ただこれだけ回復が早かったのは普段から高たんぱく(WPCプロテインだけで30~90グラム摂取)・低糖質・メガビタミンを実践している身だからで、「普通の炭水化物主食・低たんぱく食の患者さんではこうはいかないだろう」というのが今回の感想です。

百円ショップDAISOで売っている氷嚢で、しっかりした作りで特に水漏れもせず使い勝手が良いです。

追記(五十肩への栄養療法)

その後も度々、軽めの症状が出てましたが肩の筋肉がガチガチになって、後ろに腕が回らない・棚の上の物が取れない、ということはありませんでした。

クエン酸マグネシウムのサプリを一日に100~200mg飲む、マグネシウムオイル(塩化マグネシウムで自作)を寝る前に肩にたっぷりと塗り付ける、を1年ぐらい続けたところ痛みや可動性減少は起こらなくなりました。これは関節のCa沈着をマグネシウムで取り除いたのでは、と考えています。

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